対象PC:5,000台超(Win7、8、10)
移行期間:半年
目標: Chrome を通常使うブラウザにする
条件:
・ユーザー制御がChromeブラウザの設定を変更できないようにする
・Chrome非対応システムは引き続き、Internet Explorer 11を使う
企業でInternet Explorer 11から Chrome にブラウザを乗り換える時の試行錯誤の結果を共有したいと思います。
移行の理由
今回、このような運びとなった遠因の一つはこちらのリソースです。
マイクロソフト、企業にInternet Explorerの使用をやめるよう要請。「IEは技術的負債もたらす」
https://japanese.engadget.com/2019/02/08/internet-explorer-ie/
構造的に古いもの(修正もされない)ので、新種の攻撃には対処できないセキュリティ上のリスクや、実際に新たなクラウドサービス(BOXなど)の中には、Internet Explorer 11に対応していないものがあり移行は、世の中の必然という状況だと思います。ただ、Chromeの企業移行のことを調べていくと、思ったより情報が少なくかなり苦労することになりました。調べていることを、シェアすることで、同じ苦労をする人減ることを期待します。。
Chromeには企業用と個人用がある?
企業で利用する場合は、セキュリティ上、従業員管理の面から個人利用とは異なる形で、Chromeの制御を行う必要があります。 Internet Explorer 11 ではGPOで制御しましたが、 Chrome ではそもそもそんなことは可能なのか?から調査をしました。結果的にそれは可能です。 Chrome用のGPOは配布されていました。
入手元:エンタープライズ向け Chrome ブラウザを入手する(https://cloud.google.com/chrome-enterprise/browser/download/)
エンタープライズ向けのChromeって?
わざわざ、「エンタープライズ向け」って記載があり、一般向けと違う特別なものなの?ということで不安に思いました。そうではないそうです。答えはこちらに・・。
企業や教育機関向け Chrome に関するよくある質問
(https://support.google.com/chrome/a/answer/188447?hl=ja)
企業向け Chrome ブラウザ(Chrome Enterprise とも呼ばれます)は一般ユーザーが使用するのと同じ Chrome ブラウザですが、ブラウザの導入方法と管理方法が異なります。
とりあえず、心配していた、ユーザーの使い勝手の違いや、ライセンス料などの発生がなくて一安心しました。
Chrome Enterprise 版のインストール方法はこちら